こんにちは、
今日は、保護者コーチとしてミニバスに関わる覚悟について、実体験も踏まえて書きます。
これからミニバスのコーチを引き受けようか悩んでいる人、ぜひ読んでください。
保護者コーチは「善意」だけじゃ続かない
まず最初に伝えたいのは、
保護者コーチは「我が子のため」だけでは絶対にやっていけないということです。
ミニバスは、想像以上に体力も気力も消耗します。
教える子どもたちは可愛いけれど、自分の子だけを特別扱いすることは絶対に許されない。
むしろ、自分の子どもに一番厳しく接する覚悟が必要です。
覚悟①「全員の親になる」こと
ミニバスでコーチをするということは、チームのすべての子どもたちに対して「親」のような気持ちで接することです。
上手な子、下手な子、言うことを聞く子、反抗する子――いろんな子がいます。
どの子にも「公平に」「温かく」「真剣に」向き合わなければなりません。
自分の子ばかりに目が行ってしまうと、チームの空気はすぐに悪くなります。
時には、自分の子より他の子を優先する判断をしなければならないこともあります。
覚悟②「自分の時間がなくなる」こと
ミニバスは、土日祝日がほぼ練習や試合で埋まります。
平日の夜も練習が入ることもあり、保護者コーチはそのサポートに入ることが求められます。
家族サービス?趣味?ゆっくりする時間?
ごめんなさい、しばらくは諦める覚悟が必要です。
特に大会前なんかは、休日=バスケ、仕事終わったら=バスケ、そんな生活が続きます。
それでも子どもたちのために動けるか?が問われます。
覚悟③「責任を持つ」こと
勝てないとき、チームの雰囲気が悪いとき、ケガ人が出たとき――
すべて、コーチが責任を持って受け止めなければなりません。
特にミニバス世代の子どもたちは、心も体もまだまだ未熟。
ちょっとしたコーチングの言葉や態度が、良くも悪くも子どもたちに大きな影響を与えます。
技術指導だけでなく、人間教育も求められるのがミニバスコーチのリアルです。
覚悟④「親同士の人間関係にも向き合う」こと
子どもたちだけでなく、保護者同士の関係も非常にデリケートです。
「うちの子をもっと使ってほしい」「あの子ばかり出してズルい」――そんな声が裏で出ることも珍しくありません。
ときには、理不尽なクレームや陰口にさらされることもあります。
それでも感情的にならず、冷静に、誠実に対応しなければなりません。
ここに耐えるメンタル力は、正直、かなり求められます。
それでも得られるもの
ここまでネガティブな話ばかりしてきましたが、
それでも私は、保護者コーチをやって良かったと心から思っています。
- 子どもたちが成長していく姿を間近で見られる
- チームが一つになったときの感動は何ものにも代えがたい
- 自分自身も成長できる
ときには悔しい思いも、しんどい思いもします。
でも、子どもたちの笑顔、努力する姿、試合後の涙――
すべてが、心に刻まれる「一生の財産」になります。
最後に
もし、あなたがミニバスコーチを打診されたなら、
「軽い気持ち」ではなく、
子どもたちと本気で向き合う覚悟を持って、チャレンジしてほしいです。
子どもたちは、あなたの本気をちゃんと見ています。
あなたの背中を見て、成長していきます。
簡単じゃない。だけど、最高の経験になります。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
ミニバスコーチ、興味があるなら、ぜひ一歩踏み出してみてください!